深度游 日本のいいとこ再発見

海外暮らしから戻って日本の素晴らしさ&日本人の優しさにあらためて感動中。主に公共交通機関旅の記録です。

〈2018年4月10日まで!〉大谷資料館のデジタル掛け軸を夜間にひとりバスで見に行った&行く時の注意


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栃木県宇都宮市の大谷資料館(おおやしりょうかん)に行ってきました。

巨大な石の採掘場跡地で、画像検索するとたくさんの写真が出てきて、実際に見たくなること請け合い!

 

そんな大谷資料館、ふだんの閉館時間は1700までなのですが、不定期で1700以降に夜間の開館(ナイトミュージアム)をしていることがあります。今回はJRグループの栃木デスティネーションキャンペーン特別企画としての開催だそう。

大谷資料館 - 大谷石の歴史と巨大地下空間

を見ると詳細が書いてありますが、1630までは普通料金の800円、その後はいったんすべての人に出てもらってから別料金の1000円で1700に再オープンする形のようです。

 

開催日程は、2018年4月1日から10日までの10日間で、午後5時から午後8時まで(最終入館午後7時30分)を予定しております。

午前9時から午後4時30分までの時間は、通常通りの公開となりますので、ナイトミュージアムでのご入館は午後5時からとなります。

通常の入館料大人800円とデジタル掛け軸の入場料大人500円が、ナイトミュージアム特別料金1000円でご覧いただけます。(大人ひとり300円お得です。)

 

大谷資料館は地下採掘場跡地なので、昼間に行っても夜にいっても基本的に暗い場所がライトアップされているのは変わらないのだと思われますが、時間的に夜しか行けない人にはとってもうれしい企画。

 

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どこぞの宮殿に迷い込んだみたいです。夜間の開場はあまり知られていないのか、ほとんど人がいないのでシーンとした空間を味わえるのも魅力。

 

薄いオレンジ~黄色が貴重の通常の見学コースから、デジタル掛け軸エリアに入ると

とたんに鮮やかな世界が!

 

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こんなふうに映写機?で投影されると

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こんなふうに採掘場の天井から床から壁からすべてに光が届き

しかも刻一刻と変化していく…

 

大谷資料館だけでなくいろいろなところでデジタル掛け軸は開催されているようです。

https://www.facebook.com/DigitalKakejiku/

を見ると日本全国での様子を見ることができます。

 

…というような情報はいろいろなところに書いてあると思いますが

このブログでは

ひとりで

夜に

公共交通機関(バス)で

行くときの注意点を書いておこうと思います。

 

 星マークが資料館で赤いマークがバス停(資料館前)。バスは宇都宮駅から出ています。バス停は「資料館入り口」となっていますが、その言葉どおり、広大な敷地の入口であって資料館の目の前ではなく、徒歩5分から7分は歩きます。

私は17時台のバスで行き、そのときはまだ日没前で明るく、バスを降りてすぐの駐車場(駐車場は資料館脇、バス停沿いなど数箇所にある)には車が何台も停まっていて、家族連れも歩いていたりして恐怖は感じませんでした。

 

が、帰りの19時台のバスの時間は真っ暗。

夜間に来たことを後悔し始めた瞬間でした。連れ去られ、とか、行方不明、とかいう単語が頭に浮かびます。

神隠し的に人がさらわれたりいなくなるってそこそこ聞く話だよな、なんて思い始めたら恐怖が爆発してきました。

 

バス停に早く着いてしまっても不安なので、ギリギリまで資料館脇のROCK SIDE MARKETというところでお茶をして時間をつぶしました。

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おしゃれなカフェ…。とっても明るい。この明るさがありがたい。

でも、明るいのはここまで。

 

バスの時間の10分前にカフェを出て歩く…。誰も歩いていません。

ところどころ街灯がありますが、当然に薄暗い。途中の駐車場は、来るときには10台以上停まっていたのですが、この時間には2台だけ。

焦る。で、バス停までつい駆け足になる。

バス停に到着してみると、反対側には民家があり、一番近い家は真っ暗でしたが、その横は明かりが灯っている。

なにかあったらそこに走っていこうと決意しつつバスを待つ。

 

そこで気づいたのですが、バス停のすぐ近くに公衆トイレがあるのです。公衆トイレは大事な存在ですが、夜間の公衆トイレって恐怖を誘いますね。時折、土地勘がありそうな車が停まって、用を足しに降りて、またいなくなる。スーッと車が停まるたび息も止まりそうになります。

 

正確にいうと真っ暗ではないし、道路沿いの大谷石がいろいろな色にぼんやりとライトアップされて綺麗なんです。でも綺麗と思う余裕もなく。

 

完全にひとりぼっちだったらもっともっと怖かったと思いますが、今回は幸いなことに、公衆トイレ付近に数台の車が停まっていて、男女とりまぜた家族のような団体さんがいて、車から降りて大きな声で「そっちの車に荷物置かせて」などなど、トイレに行ってるメンバーを待ちつつ会話しながら5分くらい滞在してくれていたこと。

どうかどうか、この車たちがいるうちにバスが来てほしい…

 

その願いもむなしく、その人たちは行ってしまったのですが、入れ替わりに今度は女性だけのグループが2台の車でやってきて「ここに停めていいの?」「けっこう寒いね~上着とりたいからカギ開けて」等々おしゃべりしながら滞在してくれて、その間に走ってくるバスの明かりが見えました!

 

バスに乗り込んだときは本当にホッとしました。

 

東京にいるとわりとどこでも夜も明るく(少なくとも19時には)人もたくさんいるので、自分がひとりぼっちになってしまうことはほとんどありませんが、地方に行けば人口密度が低い分、容易にひとりぼっちになるんですよね。海外では日没後は基本的に1人では出歩かないことを徹底しているのに、日本にいるとつい安心してしまって。

 

大谷資料館が悪いわけでもバス会社が悪いわけでもなく、ひとりで夜に出歩くときに想像力を働かせないといけなかったな、という反省です。本当に怖くて仕方ないならタクシー呼べばよかったわけですし。明るい時間帯に行けばよかったわけですし。

 

そうそう、ひとりで行かれる場合、車で行くなら、バス停近くの大きな駐車場に停めず、さらに進んでいくと資料館のすぐ脇に車を停められるようです。そこなら暗い道を徒歩で通らずにすみますよ。ご参考まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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