はかた号(西鉄)バスの個室型プレミアムシートで新宿から小倉へ
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東京・新宿から北九州・小倉まで夜行高速バスで移動してみました。
(といっても去年の秋のことですが…)
LCCのほうがずっと安いし、ANAとかJALでもチケットによっては安いかも。
翌日東京を出て新幹線乗り継いだほうが博多に早く着くし…で
なんでまた高速バスで行くの?
と自問自答しましたが、
- 朝はやく起きて駅や空港に行くより、夜のうちに移動して寝たら朝到着するほうが気が楽
- 12時間くらい一人で過ごす時間ていいかも
などと理由(というより言い訳)を考え
そして
- 乗り物が好き!
- 腰痛持ちだし、年をとったら長いバスの旅は無理だろうから今のうち
と、決行することに。
予約したのは個室仕様のプレミアムシート。
フルフラットではないけれどフットレストに足を伸ばせるし
何よりうれしいのは、消灯時間になっても明かりをつけていてかまわないこと。
カーテンを閉めても開けても自分の自由。
せっかくだからカーテン開放で寝よう、と思っていたのですが
トンネルに入ると明かりが規則的にパッパッと差し込んできて落ち着かない…
なのでカーテンは途中から閉めました。
乗務員さんは二人交代制で安心ですし、とても親切。
いざというときには非常ベルが室内にあり、女性ひとりでも安心。
個室は運転席にも近いですし。
ただ、気になったのは、におい。
私自身がふつうの人よりどうも鼻がきくせいなのかもしれませんが
気になるにおいがいくつか。
- ヘッドレストにしみついた脂のようなにおい。こういうことがあるかな~と思い、大きめのタオルを持参し、頭のあたる部分をカバーして乗りました。定期的にイオン脱臭みたいなのをするか、使い捨てのヘッドレストカバーをつけるとかしないと、革のシートはどんどんにおいを吸着してしまうのではないでしょうか。
- トイレのにおい。ギリギリに席をとったのでトイレの隣の2Bだったのですが、到着が近づき、みなさんのトイレ使用回数が増えていくにつれ、においがぷーんとするようになり困惑。アロマオイルをたらしたマスクをしてやり過ごしました。
におい関係に弱いので、
こうなることがあるかもと想定して、
タオルやらアロマオイルやらを持ち込んでおいて正解。
あと、寝やすいようにパジャマにも着替えたのですが
やたらと荷物を増やして
えっさえっさと持ち込んで
狭い室内でいろんなグッズを出したりしまったり。
ひごろ自宅で過ごすのに近い環境を整えよう、というのは
間違った方向性だったかな、と反省。
個室ではあるけれど、横幅が狭いので、手を動かして着替えをする(特にズボン系を脱ぎ着する)のはけっこうたいへんでした。
におい問題は冬なら違うかもね。
冷たい外気が窓から漏れて入ってくる&湿度が低ければだいぶ違うと思いました。
周囲の人たちは個室でもそんなに荷物を持ち込まず、着替えもせず、すっと乗ってすっと降りたという感じ。
個室ライフを起きて楽しむために乗るのではなくて
ゆったり眠るために個室を選ぶという感じ。
疲れ果てて乗り込み、深い眠りに入るのが正解かも。
そこらへんが私の勘違いだったようです。
…といろいろ文句言ってますが、基本的にはとても楽しかった!
深夜や早朝のサービスエリアで休憩するのも新鮮だったし
規則的なエンジン音を聞きながら眠るのが好きなので。
なのでまた機会があればきっと乗ってしまうと思う!
そうそう、絶対注意しなくてはいけないことがひとつ。
シートのすきまに絶対にスマホを落としてはいけません!
スマホなんて落としても簡単に取れそうな気がするじゃないですか。
でも、違うみたい。
隣の個室の人がうっかりスマホを落とし、最初の休憩地で運転手さんに申し出たのですが
「暗いのでね…到着地まで待ってもらえますか」
「え!!!!!」
ってなってました。
個室に入ると大きな字で
「スマホをすきまに落とさないで!」
って書いてあるんです。たしかに書いてあるんですが、まさか一度落としたら終点までとれないとは。
運転手さんも懐中電灯など出してあれこれ努力していらしたようなんですが
最後は「ここで時間がおすと到着が遅れてしまうので」
ということで見切り発車になりました。
これから乗る予定の方がいらしたら、スマホはひもで身体にくくりつけておくなどして
落下阻止を。